カードローンの利用計画を考えてみる 1

急な出費に対応できたり、クレジットカード付帯機能を利用してお手軽にクレカを持つことが出来たりと、利用方法さえ誤らなければとても便利なカードローン。最近では (昔と違って深夜じゃなくても) TVでCMを目にする機会が増えたり、電車の吊り広告で有名人を起用した広告が出ていたりしますが、そこに必ず記載されている「ご利用は計画的に」。カードローンのお約束的な台詞ではありますが、どういう利用が計画的と言えるんでしょう?
何となく疑問を感じたので、カードローンを利用するにあたり計画性を持つ、ということについて考えてみました。

自分の定収入を再度確認する
確認するまでもないことかも知れませんが、それでも自分の定収入が幾らあるのかを確認する事は、計画を立てる上で一番最初にすべき基本となるところですよね。一定期間のスパンで入る定収入以上の額の返済はどう考えても不可能ですし、特に返済が長期にわたったものになりそうであるなら、その収入額が上がる・下がる可能性や、結婚や出産等の先々の出費も考えた上で返済額を考慮する必要がありますよね。
一般的に言われている返済額の上限目安としては、手取収入から必要支出を引いた額の10%〜15%が妥当らしいです。もちろん状況によりけりですが、病気や怪我等のどうしようもない急な出費が必要となる可能性もありますし、余裕を持った返済が出来るよう検討しましょう。
現在のカードローン利用状況を確認する
初めてカードローンを利用する人は無関係の内容ですが、どの位の額を今利用しているのか、いくつか複数の利用がある場合は月々の返済額の合計は幾らになるのか、そして全て返済し切る、完済予定はいつになるのかを把握しておくことはとても重要です。
特に「リボルビング返済方式」というルールの返済方法は、つい追加利用をしてしまいがちなものだったりします。自分が総額でいくら利用しているのかな?というのを把握しないまま利用してしまうと、あっという間に限度額いっぱいいっぱいになっていた!なんてことがあるかも知れません。
複数利用の返済額合計が幾らになるかということについては、その額が自分のキャパティシーの範囲内であるかの確認をすれば良いでしょうね。同時に完済予定日がいつになるかを確認しておくことで、カードローンを利用中に考えもしなかったような出費が起きてしまった時どう対応するか等、ある程度先の見通しを持った上で利用することができますよね。いつでも心の余裕は大事です、先の見通しは常にある程度考えておきましょうね。

以上、自分の収入と利用状況の確認という基本的な部分の確認についてでした。何事に関してもそうですが、自分の現状をまず確認してから考えないと、現実的で無理のない計画というのは立てづらいものですよね。
長くなってきたので、今回はここまでで一区切り。次回は計画を立てる、見通しをつけるにあたって確認しておきたいカードローン会社側のシステムの部分について考えてみたいと思います。