資産運用の勉強:投資信託の値動きを知るベンチマーク
資産運用の際、何に投資し、その値上がりや値下がりの条件を理解する為の一番の正攻法として、ベンチマーク指数というものがあります。
これは投資信託ファンドが運用の目安としているものです。例えば国際債権の指数をベンチマークにしてる投資信託ファンドは為替の影響を大きく受ける、日本株TOPIXをベンチマークにしてるものは日本株の影響を受ける、「何をベンチマークにしているか」により、値動きに影響を与えるものが変わってきます。
以下、どの様なベンチマークがあるのか、日本株・外国株・国内外債権の3つに分けて調べてみました。
- TOPIX (東証株価指数)
- 東証一部の全上場銘柄の時価総額の指数。日本株式を投資対象とする投資信託のほとんどが、東証株価指数TOPIXをベンチマークにしている様です。
1968年1月4日の時価総額を基準とし、現在の時価総額がどうなっているかを表す指数です。
- 日経225 (日経平均株価指数)
- 東証一部上場銘柄の中から選ばれた225銘柄の株価平均値。
毎年定期的に採用する銘柄が見直され、その際にも指数が連続性を保つように考慮され計算されてはいますが、それでもTOPIXに比べ指標の連続性は失われています。
- MSCIコクサイ インデックス
- 世界主要22ヶ国対象 (除く日本)、日本投資家向きの指数で、MSCI社が発表している株価指数です。
日本株式の指数と外国債券の指数を組み合わせることで、シンプルな国際分散投資のポートフォリオを作ることが出来ます。
- MSCIワールド インデックス
- 世界先進23ヶ国の株式で構成されており、MSCI社が発表している株価指数です。
上場企業をベースに算出され、グローバル株式を投資対象とする投資信託のベンチマークに採用されているケースが多い様です。
- MSCIエマージング・マーケット・インデックス
- BRICS・VISTA・NEXT11の主要な25ヶ国の新興国が対象になっています。1本で新興国に幅広く分散投資できます。
25カ国・地域に分散されているので、狭い市場や不安定な新興国でも変動リスクが抑えられているのが特徴です。