資産運用の勉強:投資信託の捉え方1 運用方針

投資信託とは、自分の資産をプロに預けて運用してもらうものです。
専門的な知識が少なくても、実際の運用はプロが行うので、少なくとも知識のない方が自分で株や先物、外貨投資をするよりはリスクの少ない資産運用の方法です。

だからといって「投資信託をしたから低リスクで資産が増やせる」という訳ではありませんね。
もうちょっと深く、投資信託をする意味や意義、投資信託の持つ性質を考えてみることで、自分にとって最適なファンドを選び、納得できる投資信託ができるように思います。

そもそも自分の大事な資産を預けるわけですから、無責任に運用されたくはないですよね。
同時に、預ける側、私たちも無責任に預けてしまってはいけません。
まず自分がどの様な目的で投資信託をしようとしているのか、を考えてみましょう。

投資信託の会社には、運用方針の違ったファンドが無数にあります。どの様な投資目的で、どんな投資対象に、どのような投資手法で投資するのかが、ファンドごとに違っています。

長期的に資産を預けることで、ゆっくりと資産を増やしていこう、と思っている方が、高利回り (短期間で、ハイリスクハイリターンを得ようとするもの) を目指したファンドに資産を預けてしまったら、自分の目的を果たせない可能性が高いですよね。

この運用方針等は、受益証券説明書や目論見書と呼ばれるものに記載されています。
自分の預ける資産がどの様に運用されていくのかは、それを読めば一通り把握できるので、自分の投資目的にかなったものであるかどうか、じっくりと検討してみましょう。